塩がいっぱいあるのは「幸せ」

こんにちは。
食事から生徒さんの学習サポートを提案する、
食育栄養コンサルタントの神澤記子です。

炭焼長者①



我が家の子供たちが小さい頃、
子供たちには絵本をたくさん買っていました。
子供たちが大きくなっても、
絵本は宝なので、
そのまま本棚にあります。

その本たちの中で「おや?」と
最近思った一冊。

「炭焼長者」というお話。
日本の昔話です。

この絵本、
私は買ったことすら忘れていて、
全然内容を覚えていませんでした。


久しぶりに子どもと一緒に読んだのですが…


この昔話は、
ある金持ちの家と
その隣の貧乏な家に
それぞれお産があり、
その生まれた子どもたちに
神様が、それぞれの人生(運)を授け、
子どもたちがどのような一生を送ったのか
というお話です。

その中の、お産が終わって、
どんな人生を授けたかを
神様が話し合っている場面です。

炭焼長者②



『「ああ、長者のところは難産じゃったが、
ぶじに、げんきな男の子が生まれた。
けえども、この子は青竹三本の運で、
寿命は四十九までじゃ。
となりの小作人の嫁にもお産をさせてきたが、
これは女の子じゃった」
と、しゃくしの神さまがいわれたげな。
すると、ほうきの神さまが、
「女の子には、塩一升の運をさずけてやった」と、
いわれたげな。
そして、三人とも
「塩一升とは、まあ、たいした福よ。
寿命は八十八までじゃ」
というて、
また、シャン、シャン、シャン、シャン、
とかえっていかれたと。』
(再話 稲田和子  絵 太田大八
童話館出版 「炭焼長者」より)


現代の感覚では
塩がある=幸せである
というふうには、捉えません。

今の世の中で、
物の面で幸せを考えたなら、
お金がたくさんあるとか、
広いプール付きの家に住んでいるとか、
ブランドの服や鞄をいくつも持っているとか、
そういったことで、幸せを計ってしまいます。

油田をいっぱい持っているというなら、
まだ話はわかるのですが、
まさか「塩をいっぱい持っている」ことが、
幸せとは考えません。
それだけ、塩は安い存在なのでしょう。

でも、この話の中では
幸せを授けることを、
塩を授けることと同様に捉えています。

つまり、塩が貴重であったことだし、
塩なしでは、
人間は生きられないということなんでしょう。

いかに、今の時代が、
塩を安易に考えているかということですね。

技術が発達して、
簡単に塩が作れるようになったということかもしれません。
安く、簡単に手に入るというのは、
便利だし、家計にはうれしいですよね。
でも、その一方で、
人に優しくない「塩」も出回っている。

もっと言えば、
塩は「取ってはならないもの」として、
食べないことを勧めている。

塩が幸せとしていた時代とは、
真逆の事態となっています。

日本の神棚には
「米・酒・塩・水」を供えます。
神様にも捧げる「塩」。

日本人はもう一度、
塩について考えた方がいいのかもしれません。

鳥居



塩の話をしたところで、お知らせです。

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今年も開催します‼️

お話してくださるのは、
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塩はヒトにどういう働きをしているのか、
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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